デイトナ675R 私的総括②

デイトナ675R 私的総括①からの続きです。

 

SPA直入で自己ベスト更新、HSR・オートポリスへ
675Rを買って3年目の2016年に入ると、スポーツ走行に特化して操作性を向上するためシートカウルをレース仕様に。これで公道走行不可のサーキット専用車となりました。

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タイヤはそれまで履いていたピレリ・スーパーコルサからメッツラー・レーステックRRに変更。僕の走りと相性が良かったようで履き替えた初日にSPA直入の自己ベストを更新(47秒623)することができました。
675Rに乗り始めて実に2年余り、遂に前のマシンを超えることができた瞬間です。この時はまことに感慨深いものがありました。

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SPA直入で一定のタイムに到達したことから、これ以降HSR九州とオートポリスを走る機会が増えていきます。秋にはHSR九州で自己ベストを更新(1分10秒681)しました。

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行き過ぎたサスセッティング、そして転倒
2017年、675Rで4年目。春先の走行でSPA直入の自己ベストを再び更新(47秒564)。これが現時点のベストタイムです。

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この頃は以前と比べると675Rの旋回性を随分引き出せるようになり、良く曲がるマシンだと感じていました。人間というのは欲深いもので良く曲がるマシンにはもっと曲がってほしいと望むようになります。リアサスにスペーサーをかまして車高を上げ、前下がりの姿勢を作ることで旋回性を上げようと試みました。
またレースカウルに換装し、重量物のヘッドライトを外して軽量化。

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意気揚々とオートポリスを走り込んでいきます。タイムも走るたびに更新していき、それまでの2分8秒台から6秒台に突入。この頃は本当に良い感じで乗れていて、今思えば少し調子に乗っていたのかもしれません。

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そして…好事魔多し。最終手前の右コーナー進入でフロントからスリップダウン。転倒を喫してしまいました。僕自身はほとんど無傷でしたが、675Rは各部が損傷しました。f:id:sundayrider:20170531151838j:plain

 

ショップに修理をお願いして3カ月後、幸いフレームや足回りに深刻なダメージがなく、部品交換と各部の修正で無事に復活を果たします。

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トライアンフのショップとは長いお付き合いになりますが、この時もマシンの修復に力を尽くしてもらい、ご覧の通り転倒前とほとんど変わらぬ姿に戻してくれました。もちろん外見だけでなく中身もしっかりとチェックされ、マシンは万全の状態で走れるようになっていました。
バイクに乗るうえで一番大切なのはショップとの関係性です。確かな知識と技術力を持ったショップとお付き合いできたことは、僕にとって675Rと出会ったこと以上の僥倖です。本当に感謝しています。

 

総括③に続きます。