オートポリスの季節

阿蘇外輪山にほど近く、標高900mに位置するオートポリスは真夏でも30℃を下回ることが珍しくなく、灼熱の暑さに見舞われるHSR九州やSPA直入と比べるとこの時期のスポーツ走行を幾分快適に行うことができます。
僕としても2年前の転倒からようやく復調の兆しが見え始め、このコースを楽しく走れる条件も整いつつあるので、この夏はもっぱらオートポリスを走ることにしました。

 

  

マシントラブル
まずは8月4日(日)。

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久しぶりの走行とあって、まずは目慣らし・体慣らしというところですが、最初の走行のアウトラップを終えて、いざホームストレートでスロットルを全開にした途端、エンジンが1気筒死んだようなバラついた音になって失速するではありませんか。
突然のトラブルで戸惑いながら、マシンを気遣いつつピットに戻ると、股の下からもうもうと白煙が立ち込めてきました。アンダーカウルにはこんな焼け焦げた跡が。

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この車両を新車で買って5年余り。当初こそツーリングも併用したものの、その後はひたすらサーキットで酷使し続けてきました。その間エンジンに関してはオイル交換など基本的なメンテナンスのみ。さすがにガタがきたか、まさかこのまま廃車か、S1000RRかと複雑な感情を抱きながらこの日は帰途に着いたのでした。
そのままショップにマシンを預けて診てもらったところ、単にスパークプラグの不調で失火していただけらしく、プラグを換えたら治ったとのこと。白煙が上がったのは、エンジン内で燃焼が不完全だと排気熱が高温になることがあり、エキパイの熱でアンダーカウルが焦げたのが原因のようです。
そういえばプラグ、しばらく換えてなかったな…。初歩的なミスで恥ずかしい限りです。

 

 

再びオートポリスへ
というわけで次は8月12日・山の日。問題なく走行できるかの確認も含め、改めてオートポリスへ。

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この日、平地では35℃を超えていましたがコースの気温はご覧の通り。まさに避暑地のごとし。

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1本目、エンジンは普通に回ります。最高速も過去の走行と遜色ない数字が出ており一安心、まだまだ675Rは健在です。そしてまだS1000RRはお預けです。目が慣れてきた頃に少しペースを上げて2分9秒2。


2本目はもう少しタイムを詰めようと思いきや、微細な霧雨が降り始め、ご覧の様子。

雨はすぐに上がり路面の影響もほとんど無視できるはずなのですが、スクリーンに付いた雨粒がビビリミッターのスイッチを押してしまい、終始ペースは上げられずじまいでした。