HSR九州スポーツ走行 2019.5.4

今年のゴールデンウィークは全力で家族サービスに従事しておりました。なにせ今の世の中、CS(顧客満足)よりES(従業員満足)、そのESの土台となるのがFS(家族満足)ですから率先して実践せねばなりません。幼い子供達からもみくちゃにされつつ嫁をイライラさせないという、実現可能性の極めて低いタスクに取り組み続け疲労困憊ではありましたが、残る力を振り絞って一応バイクにも乗ってみました。HSR九州でのスポーツ走行です。

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675Rの奥には何気に値打ちのありそうなバイクが並んでいます。普通にスポーツ走行してました。
この日はさぞ多くのマシンで賑わっているかと思いきや意外と閑散としていて、ピットも空きがちらほら。僕が走るS2枠も10台前後で走りやすかったです。

 

 

 

本日の目標タイム
HSR九州はここ2年間で2度走っただけ。1年に1回のペースです。自己ベストは3年前に記録した1分10秒6。直近で走ったのは半年前のRSGスクールでしたが、スランプ真っ只中で1分13秒6とベストの3秒落ち。ただ、その際に足回りの方向性にヒントをもらって、現在は緩やかに復調傾向。ということで今回は最低12秒台、11秒台に入れば御の字という目標設定にしました。

 

 

 

サスセッティング
フロントはSPA直入と同様、プリロード最弱、伸側減衰・圧側減衰とも最弱。リアは直入の時より少し低くなる設定にします。

 

 

 

本日の走行課題
走行時に心掛けるポイントは以下の3点。

  1. ニーグリップ・体のホールドを強く意識して車体の安定感を得る。
  2. 強い操作を心掛ける。ブレーキはしっかり握り、アクセルはカチッと全開にし、コーナーの寝かし込みは勢いよく。
  3. 曲がる意識を強く持つ。コーナーの先、曲がりたい方向に体ごと目線を向けて、曲がることに集中する。

どれも当たり前なことばかり。基本がしっかり出来てサスセッティングが決まっていれば、それだけでそこそこのタイムは出るもの。それが出来ていないから気持ちよく走れないしタイムも出ないんです。基本が出来ないのに小手先のテクニックやMotoGPライダーの物真似をしても得るものはありません。走行機会の限られる僕ら一般ライダーは、ひたすらに基本を追い求めるほか上達の道はないと考えています。

 

 

 

結果
少しリアを下げたこととマシンホールドの意識で車体に安定感があり、あまり怖さを感じずに走ることができました。ペースを上げていっても無理をしている感覚はなく、前向きな積極性がタイムにも反映される感じ。最終的には11秒3が本日のベストで、自分なりの目標を達成できました。

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タイヤの状態
走行後のタイヤの様子です。
フロント 
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リア(左側)
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リア(右側)
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リアは逆履きにしましたが、荒れもなく健全な状態に見えます。

 

 

比較のため走行前、つまり前回SPA直入を走った後のリアはこんな感じです。

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この酷いアブレーションが今回の走行で綺麗に消えました。乗り手の調子や走りの状態によって、タイヤの表情は如実に変化することが分かります。

 

 

今回は一日を通じて気持ちよく走ることができて、ここ2年間で一番充実した走行だったように思います。今日のような走りを続けていけば徐々に自信もついて、いつかまた自己ベストを更新できる日が来るかもしれません。

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