ショップにデイトナ765が入荷したと聞いて見学してきました。
まあアレですね、旧675オーナーのワタクシからすると非常に見覚えのあるシルエットです。しかしディテールがブラッシュアップされて、より洗練された印象。見慣れているけど新鮮という不思議な感覚です。
マフラーは細身で凄くカッコいいです。どんな音を奏でるのでしょう。
排気デバイスは付いていないとのことで、排気量アップにより低速のトルクを確保できているのかもしれません。
電子スロットル化されてハンドル周りはスッキリ。全身カーボンの外装は近くで見るとヤバい雰囲気です(語彙力)。この車両でサーキットを走るなら、コケて傷物にする前にFRP製の社外品カウルに換装しておいた方が無難です。
高級感のあるトップブリッジ。
個人的には、せめてフロントマスクのデザインだけでも新しくすればガラッと印象が変わったのに、と思わないでもありません。なにせ7年前のデイトナ675と基本的なデザインは全く同じで、ヘッドライトにしても旧態依然としたハロゲンですから。
少量生産の車両なだけに、限られたリソースで最大限の付加価値を与えることを考えると、こういう形を取らざるを得ないのかも知れませんね。
ほかには、シルバーに塗装されたフレームやスイングアームとカーボンカウルのマッチングが素敵で、上品ながら高級感のある色使い。細身のサイレンサーも相まって車体全体のデザインはとてもバランスよくまとまっています。
走りの中身を窺い知ることはできませんが、675から続くこれまでの長い歴史を経てエンジンや足回りの設定は高い完成度を誇るに違いありません。僕のように(極めて少数の)最終型675オーナーでない限りデザインに既視感を覚えることもありませんから、きっと購入する人の期待を裏切らないマシンに仕上がっていることでしょう。