オートポリス スポーツ走行 2023.7.22

このところ記事の更新が滞りがちなのはバイクの情熱が冷めたわけでも、ブログを書く気力が衰えたわけでもなく、単に文章を書く時間が確保できていないからです。サーキットにはちゃんと通っていますし、ライディングのための基礎体力維持でトレーニングを続けて体脂肪率も減ってきていますし、たまにミニバイクのレースに出させてもらったりもしています。(レース関係はリザルトで身バレするのでブログには書きませんが)
そんなわけで、かれこれ三週間前に走ったオートポリスについて今更ながら振り返りの記事を書きます。

 

 

暑いAP
オートポリスを訪れたのは7月後半。九州地方はまだ梅雨明けしておらず事前の天気予報では雨の確率が高かったものの、当日になると晴れ間が広がり気温もグングンと上昇。朝10時の時点で気温29℃、路面温度40℃。標高800mに位置するオートポリスは夏場でも気温30℃を超えることはそう多くありませんが、この調子だと午後には確実に超えて路面温度も大幅に上がるでしょうから、まだ温度が上がり切らない午前中の1本目でタイムを出しにいったほうが良いと考えました。
とはいえ速度域の高いオートポリス。走り始めは目がスピードに慣れず順応に時間が必要ですし、バイクの乗り方を思い出すのにも時間が掛かります。朝イチの走り出しからいきなり全力を出すのは簡単ではありません。

 

 

走行所感
以下、今回の走行で感じたことを箇条書きにて。自分メモ的で分かりづらい内容となっていてスイマセン。

  • スプロケットは5月に純正より約8%ショート化し、さらに今回はリアを2丁増やして都合13%ショートに。結果は概ね良好、ただしホームストレート、3コーナー手前、2ヘア手前などで現状のギア選択だとレッドゾーンに近づくため、後半の伸びが物足りない気がする。3コーナーや2ヘアの前はもう1段シフトアップを試してみたい。
  • 各コーナーでインに付ききれていない。ボトムであと一瞬だけ多く待ちたい(アクセルオフを続ける)。現状は待ちきれず中途半端にアクセルを開け始めている。
  • パワースリック2 積極的に走り込むとグリップ感に不安がなく、パワーカップ2よりしっかり感があって好印象。リアはほとんどスライドしない。
  • 2ヘアのブレーキングでフロント底付き。握り方で回避は出来ると思うが、もう少しイニシャルを掛ける or 圧側ダンパーを締める、を試してみる。
  • 縦の意識より横を頑張る意識。リーンウィズ気味にコンパクトに乗って車体にしっかり荷重する。寝かし込みではアウト側の膝でタンクを抑え込んで深くバンクする。目線は先、インを見る。曲がる意思を強く持つ。
  • 1コーナーの立ち上がりで右手を握り直しているので、すぐ全開にできるような右手の握り方をブレーキングの時から意識して作っておく。
  • 2コーナーはマシンが揺さぶられることに耐えながら、身体を前に低く保って強く加速していく。身体が後ろに残っていると加速で持っていかれる。
  • さよりんブリッジ下の左 進入で突っ込み過ぎて立ち上がりの加速が出来ていない。直前の加速を早めに切り上げて、立ち上がり重視のコーナーリングに徹する。
  • 最終コーナー立ち上がりは3速で少し引っ張る。車体が完全に直立してからシフトアップ。この手順だとシフトショックでリアが暴れにくい。

 

 

タイム
1本目2分4秒3。2本目2分5秒3。
1本目で何とか3秒台に入れたかったけど届かず。
2本目は路面温度50℃超だったわりにグリップの低下は感じませんでした。これもスリックタイヤの恩恵でしょうか。しかし1本目でタイムを出そうと力み過ぎて体力を消耗してしまい、身体がバテてタイムを出せず…。

 

 

まとめ
スプロケ変更はとりあえず悪くない手応えでしたが、秋頃に気温が下がってエンジンパワーが増すとちょっとショート過ぎるような...。あと1丁減らすと僕には丁度いいかも?
パワースリック2、今回はタイヤを信頼して積極的に荷重を掛けながら車体を深く寝かすよう心掛けたところ、底知れぬグリップ感・がっしり感が出てきました。パワーカップ2は新品時であってもリアがスライドすることがあって、やや頼もしさに欠ける面があると感じていたのですが、パワースリック2ではそれが払しょくされています。
今回は「勢い」を重視したあまり、コーナーのボトムで待ちきれず向き変えがうまくできなかったことが反省点です。その結果ラインも甘々でした。次の走行では勢いを優先しつつボトムで待つ意識を加えて改善につなげたいと思います。