HSR九州 スポーツ走行 2021.11.27

先月HSR九州を走った後、自分の走行動画を何度も見返して課題の洗い出しをしていると、まー出るわ出るわ、課題が山積みです。冒頭から自分用メモで恐縮ですが、箇条書きします。

 

HSR九州 走行メモ(自分用)

  • ブレーキでリアが不安定。後ろ乗りをキープする。
  • ブレーキ 掛け始めはじんわり、後からギュウゥゥゥと。いきなりガツンと握らない。
  • 曲げる意識を強く持つ。目線は首からインにガッツリ向けて曲がりたい気持ちを全面に出す。体のオフセットは多めに、特に上半身をインに入れる意識。
  • 寝かし込みのスピードを上げる。
  • 全体的にシフトアップのタイミングが早すぎる。バックストレート、シケイン立ち上がり、最終コーナー立ち上がり。加速にビビらずキッチリ引っ張る。
  • 高速S字 最初の右(4コーナー) バンク角40°くらいでトラコン作動せず。もう少し開けても大丈夫。4→5コーナーの切り返しポイント通過速度は675Rより10km/h遅い。
  • バックストレートエンドの緩い左は出来るだけ高い速度をキープ(減速しすぎない)。続く2ヘアはしっかり止まる。
  • シケインは体のオフセットを減らしリーンウィズ気味にして、切り返しの動作を素早く行いたい。体を前へ前へと動かして加速するマシンの動きに遅れないように。
  • シケイン 最初の右と次の左はバンク角が深く、最後の右は浅い → 最初の右と左は我慢して最後の右で早めに全開にできる組み立てを。
  • 最終コーナーはブレーキを奥に。1個目の右は斜めのラインで入る。
  • 最終コーナーはV字ラインで2個目の右は必ずクリップにつく。

 

 

寒いけど快晴
今年は早くも冬到来で当日の気温は12℃前後。快晴で路面温度はそれなりに上昇し20℃~30℃といったところ。

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S1枠は僕を含め4~5台。いつものロッシなお方とか、全日本なお方とか。台数が少ないのでクリアは取り放題なのですが、ほぼ単独走行となってしまうのは寂しいところです。

 

 

見覚えのあるドゥカティが…

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なんか見たことあるマシンだな~と思っていたら久しぶりにスミスさんと再会。10年以上前、サーキットを走り始めた頃からの付き合いです。しばらくサーキットを離れていたようですが昨年から本格的に復活、今年はHSRの鉄馬レースにも出られていました。こうしてサーキットで再開できてとても嬉しいです。

 

で、スミスさんにこんなマシンを紹介してもらいました。

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ハーレーダビッドソンのスポーツスター?みたいですが、ありとあらゆるパーツに手が加わっています。フロントフォークはGSX-Rから移植、リアのスイングアームはワンオフとのこと。
ニーグリップする場所が見当たらないのでオーナーの方にどうやって乗るのか聞いてみると、基本ガニ股、ブレーキは手で体を支えるんだそうです。恐るべきことにオーナーさんはこのマシンでHSRのベスト9秒台。凄すぎる…。

 

 

もしかしてベストコンディション?
走り出すと思ったほど寒さを感じず、かえって(暑さでバテる夏と違い)身体が軽やかに動くことに気づきました。タイヤに関しても朝の10時台からグリップに不安は感じられず問題なし。過去の経験からも陽が出て路面温度がある程度上がりさえすれば、これくらい(10℃~15℃)の気温が体力的・マシン的・タイヤ的にベストコンディションかもしれません。

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今日は走行台数も少なく、周りを気にせず自分の課題(上記)を丁寧に反芻しながら徐々にペースを上げていくつもりだったのですが、計測1周目が14秒、続いて12秒、11秒、10秒といつもよりタイムの出方が早いことに気づきます。
今回のラップタイムを集計すると(アウトラップ・インラップを除く)、

  • 11秒以上・・・最初の3ラップ
  • 10秒台・・・4ラップ
  • 9秒台・・・9ラップ
  • 8秒台・・・2ラップ

と、9秒台を中心にまとまっていました。

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今回初めて8秒台に入ってとても嬉しかったのですが、内容的にはアベレージタイムが引き上がったことに手応えを感じます。一発狙いでなく無理なく走ってタイムが向上したことの証ですから。

 

 

走行後のタイヤ
ミシュラン・パワーカップ2です。空気圧はウォーマーを巻いてフロント2.4、リア1.7。走行直後(巷では「ランホット」と言うみたいですね)は前後とも少し低下していたので、それぞれ0.05ほど上げました。

 

フロント(左)
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フロント(右)
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リア(左)
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リア(右)
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これまでオートポリスを2本、HSRを5本、累計3.5時間(実質的には3時間程度)走行後の状態です。フロントは全く問題ありません。サラッとしていて摩耗も少なく、まだ当分使えそう。リアの表面もとても良い状態に見えます。
今回、バックストレートへの立ち上がりで多少スライドするなどリアのグリップがやや低下したように感じました。とはいえ最後の周にベストを更新しており、あと1時間くらいはそこそこのタイムで走れそうな気がします。

 

 

まとめ
冒頭の課題に取り組んだことで走りの組み立てが明確になり、タイムの安定に繋がったと思います。今後も同じ課題を意識しつつそれぞれの完成度を上げていきたいです。特に最終コーナーはまだ理想のイメージから程遠いと感じるので、繰り返し練習したい部分です。
HSR九州はストップ&ゴーのレイアウト。ある程度のタイムまではガバッと開けてグワッと握る勢い任せで到達します。しかし10秒を切るあたりから丁寧な動作や効率の良い走り方、無駄を削ぎ落とすことが求められると感じます。スムーズで効率良く、頑張らなくてもタイムの出るラインや走り方を身に着け、そのうえで頑張って走らないといけません。

 

締め括りに走行動画を貼っておきます。課題にどう取り組んだかの解説付き。