昨年の全日本オートポリスで撮ったTONE RT SYNCEDGE4413のS1000RR。画像で判る範囲ながら、車両の仕様を見ていきます。
シートフレームの色がブラウンなのでベース車両はMパッケージかなと思いますが、ホイールはカーボンではなくレースパッケージのアルミ鍛造です。フロントフォークのアウター色が黒なのでDDC無し仕様。
ブレーキキャリパーはノーマル。ST1000のレギュレーション上、変更不可。フロントのマスターはブレンボのラジアルポンプ。ディスクも社外品。
フロントフォークのボトムケースに「INTEGRAL」のステッカーが見えるので同社のサポートを受けている? ストロークセンサーも同社の物でしょう(ちなみにインナーチューブ径は45φ)。
フロントの突き出し量はノーマルから変更していないように見えます。
リアサスは黄色のスプリングがチラリ。オーリンズ?
スイングアームはレギュレーションに沿ってノーマル。リアのインナーフェンダーもノーマルをそのまま使っているようです。
マフラーはアールズギアのフルエキ。
エンジン二次カバーは定番のGBRacing。ステップはアルファレーシング。
P.E.O.のステッカーがあるので同社のゼロポイントシャフトを使っているのでしょうか。
改造範囲の狭いカテゴリーなので全体的にノーマルの雰囲気が色濃く残っていますし、参考になる部分が多いです。
ちなみにMFJの競技規則には、ST1000のベース車両は一般市販価格300万円以下と記載されています。今年デビューのM1000RRは378万円です。
TONE RT SYNCEDGE4413は2021年度も引き続きS1000RRにてエントリーです。