オーリンズ フロントフォークFGRT

S1000RRは昨年5月にオーリンズのリアサスを注文した際、フロントフォークも同時発注していました。リアサスは国内に在庫があってすぐに換装してもらったのですが、フロントはそれから待つこと半年余り、昨年末に入荷の連絡を受けてこのたび装着と相成りました。

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パーツの手配及び作業はいつものレイラスポーツにて。初期メンテナンス&サーキット走行に向けた仕様変更までがセット。せっかくの高価なパーツです、単に吊るしで使うのではなくより性能を発揮できる状態にセットアップしてもらうほうが良いに決まっています。それを引き出すには足回りに精通した専門店の存在が不可欠です。

 

レイラスポーツにはデイトナ675Rの頃から幾度となくサスを診てもらっているので、お店の考える足回りの方向性が何となく分かるようになってきた気がします。おそらく今回も同じ方向性と思われ、サーキットを走るのが楽しみです。

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ただ、立ち上がりの挙動で明確に課題があったリアサスと違いフロントは純正でさほど不満もなく、1年乗って体に馴染んできた純正フォークをオーリンズに換えたことで、かえって違和感が生じて乗りづらくなってしまうのでは…という心配もあります。高性能な部品を装着する=自分の(主観的な)フィーリングが改善する、或いはタイムが向上するとは限らないのがバイクの難しいところ(そして面白いところ)です。杞憂であればよいのですが。

 

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フロントのスプリングレートは純正が1.1kgf/mm(ネットの情報なので正確ではない可能性があります)。オーリンズFGRTは10N/mm(≒1.0kgf/mm)なので1割弱レートが下がったことになります。FGRTは10.0Nが標準、オプションにて9.0N〜11.0Nまで0.5刻みで選択することができます。
またFGRTは純正のマルゾッキ製よりもフォークの全長が5mm短いとのことです。今回の突き出しは0mmながらノーマルより若干前下がりとなるようです。
スプリングレートや車体姿勢は走りに与える影響が大きく、それらが変更されただけでもノーマルとの違いは確実に生じるだろうと思います。サーキットを走ったら改めてインプレッションを書きます。

 

リアサス・オーリンズTTX GPの記事はこちらからどうぞ。