CB1100RS 売却

CB1100RSを売却したので、その顛末を記録します。
具体的な金額は伏せますが、これから納車予定のCBR250RRが新車で買えて十分お釣りがくるくらいにはなりました。

 

 

新車からの経緯
僕のCB1100RSはホンダドリーム店で新車購入し、現在まで5年間メンテナンスパックに加入(新車時3年+2年延長)。カスタムも含めほぼ全ての面倒を購入店で見てもらっていました。だから今までお世話になったお店に売却したいというのが基本線ではあるものの、このような売買を行うにあたって相見積もりを取るのは世の常識ですから、いくつかの買取業者にも声を掛けました。査定を依頼したのは下記の通りです。

  • レッドバロン
  • バイク王
  • アップス
  • ホンダドリーム店(購入店)

 

 

レッドバロン
レッドバロンは出張買取を行っているそうですが、自宅に呼んで査定してもらうと何となく断りにくい、煩わしいという心理が働いたので最寄りの店舗に持ち込んで査定をお願いしようと思いました。
さっそく店舗に電話してみると、バイクの買取に関する内情(出張査定はその場で即決してはいけないとか、買取業者との駆け引きについて)を滔々と説明してくれて、「ウチは他の業者さんと違って診断機で査定するから絶対の自信がある。だからよその査定金額が出揃ってから最後に連絡してほしい」と、やんわりお断りされてしまったのでパス。まあ、この店員さんの気持ちは分かります。誰だって後出しじゃんけんがしたいのです。正直な人だなぁと思って電話を切りました。

 

 

ホンダドリーム店
事前に来店予約をしたうえで持ち込み査定。整備のスタッフ三人がかりで入念に車体をチェックしていました。このバイクの購入店であり、かつ全ての点検・整備をしてもらっていましたから、それらの履歴も確認しているはずです。
結果、走行距離は1万kmを超えているものの綺麗に乗っていて減額要素はほとんどないとのことで、なかなか良い金額を提示してもらいました。

 

 

バイク王(直営店)
ここも出張査定をしてくれますが、あまり良い評判を聞かないので近くの直営店に持ち込み査定。
男性スタッフ1名が車体をぐるりと簡単にチェックし、あとは走行距離、カスタム状況などの聞き取りを受けました。ドリーム店と比べるとチェック項目はかなり限られている印象です。
その後店内でしばらく待っていると査定額を教えてくれたのですが、ドリーム店より3割以上低い査定額でした。別れ際にスタッフの方が「どこの買取業者も見るポイントは同じだから、そんなに金額は変わらないと思いますよ~」と言っていましたが、その言葉とは裏腹な結果です。

 

 

アップス
アップスはネットで複数の業者が一括査定を行うサービスです。この手のサービスはいろんな業者から電話やらメールが執拗に掛かってくるイメージがあったのですが、事前に調べているとアップスの場合そのような電話攻勢がなく、ネットの評判も(ややバラツキはあるものの)悪くはなかったので試しに利用してみました。
スマホから査定の申し込みを行い、続いて画面の指示に従って車体の写真を様々な角度で撮影してアップロード、またカスタム状況や傷・凹みに関する情報を書き込んでいきます。
必要な情報の入力を終えると査定開始。オークション形式で最も高い金額を提示した業者のみが買取の権利を得るという流れです。査定開始から概ね24時間が経過した時点で一旦締め切られ、その時点で最も高い業者が選ばれます。
この間、金額提示はリアルタイムに知ることが出来て、例えるならヤフオクで出品物の値段が釣り上がっていく様子を眺めている感覚に近いものがありました。

こんな感じで入札額が表示されていきます。(金額等はボカシを入れています)

 

気になる査定額ですが、ドリーム店より少しだけ高い金額となりました。ただ、その差はわずかであったので、最終的には今までお世話になり信頼もできるドリーム店に売却することを決めました。
その旨をアップスに伝え、これで全てのやり取りが終了。あっさりしたものです。
アップスとの連絡はサイト内のメッセージやメールのみ。申し込んだ時点で担当スタッフが付いて丁寧に対応してくれていると感じました。また写真撮影を含め全てがスマホ一台で済む気軽さも気に入りました。
今回は総合的に判断してここでの売却には至りませんでしたが、査定額は最も高く対応も良かったので、次に機会があればまた利用してみたいと思いました。少なくとも、自分のバイクのリアルな相場を知ることができるという点で利用価値はあると思います。

 

 

そしてホンダドリーム店に売却
査定額に関しては高い順に、

アップス > ホンダドリーム店 >>>>>>>>> バイク王

となりました。今回、バイク王の金額は低かったのですが、車種や状態によっては逆の結果になったかもしれません。それとレッドバロンは土俵にすら上がってもらえませんでしたが、どの業界も人手不足の折、出来るだけ効率的に仕事を進めたいという気持ちは理解できないでもありません。
そして、ディーラーは自社のバイクに関しては結構良い金額を出すのだなということが分かりました。
サーキット遊びをするとか特殊な(ディープな)指向でなくごく普通にバイクを楽しむなら、購入から点検・整備、さらにカスタムも合法的なボルトオンパーツならある程度融通を効かせてくれるし、車両を手放す際も高値で買い取ってくれる、ゆりかごから墓場までキッチリと面倒を見てくれるシステムが出来ているように感じます。店舗によって多少の差はあるかもしれませんが、僕がお世話になったディーラーはそつなく良いお店だったと感謝しています。

というわけでCB1100RSは無事、僕の手元から離れていきました。ディーラーに戻したことで、またしっかり整備され良い状態で次のオーナーに手渡されることと思います。そう考えると、心残りなく清々しい気持ちでお別れが出来ました。
このバイクと共にたくさんの思い出を作ることができましたし、とても良いバイクでした。