オートポリス 自己ベスト更新!

1ヵ月ぶりにバイクに乗りました。
本来は前日にHSR九州を走る予定でしたが降雨で断念。今日もかなり怪しい空模様ながら、とりあえずオートポリスに来てみました。

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朝、到着すると路面はウェット。晴れ間がのぞいたと思えば霧雨が降り始めたり不安定な天候。今日は果たして走れるのだろうかと微妙なテンションのままピットで準備を進めます。

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今回から新兵器ステップスタンドを導入。僕の場合、用途は限られますが…。

 

 

サスペンションセッティング
先月の走行ではリアサスをオーリンズに換装したことで、それまでしばしば見られたリアの暴れ(立ち上がり加速でウネウネと動く)は抑えられ、よりアクセルが開けやすくなりました。
一方で標準よりハード目のセッティングを施されていたためか前下がり感が強くなり、ブレーキでリアが浮きやすくなったことと、ハンドリングが重く感じられるようになりました。
そこで今回はリアのプリロードを2回転緩め、フロントのCOMPを2段階強めてみます。

 

 

1本目
朝イチの枠(9:30~)、路面は乾き始めているものの黒く湿った部分もまだかなり残っている様子。1枠4,200円の走行券を買うべきかギリギリまで悩みましたが、とりあえず走ることに。どのみち1本目は目慣らし・体慣らしが主目的なので100%のコンディションでなくても構わないからです。他のライダーはみな様子見で、コースに出たのは僕を含めて3~4台といったところでしょうか。
いざ走り始めてみると思いのほか路面の状態は改善しておりほぼドライ。走行券を無駄にせず済みました。
走行前に変更したセッティングは正解だったらしく、前下がり感は解消しバランスよく乗れている気がします。1コーナーの立ち上がりで早めにアクセルを全開にするとリアからウネウネッとした挙動が伝わってきますが、さほど恐怖感はなくそのまま開けていける感じ。うん、悪くありません。
目が慣れてきた頃合いを見てペースを上げてみると、2分5秒2。いきなりベストを更新してしまいました。
バンク角も左側が58°で過去最高を記録。しかしこの数字、どこまで正確なんでしょうね。

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2本目
昼前になる頃には天候も回復。曇り空、気温24℃で絶好のコンディション。平地と10℃前後の温度差があるオートポリスは、この時期ライダーにとって天国のような場所です。

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1本目の走行後にフロントの残ストを確認すると、少し余裕があります。

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これを見てフロントのプリロードを1回転緩めました。
2本目も5秒台でラップを重ねつつ、中盤からもう一段階ペースアップを試みたところ4秒台に突入。デイトナ675Rの時から長年の目標としていた5秒切りをあっさりと達成してしまいました。

 

 

走行の所感
675Rに乗っている頃には遥か遠い世界のように感じていた4秒台。S1000RRではそれなりに一生懸命走っているとはいえ、無理をしている感覚がなく普通に走って出たタイムという感じです。納車以降この車両の圧倒的なパワーに対応できず、いろいろな手順を踏みながらアクセルを開けられる工夫を続けた結果、走行を重ねるたびにマシンに慣れてタイムが改善しているという流れです。その間僕自身の走りの技術は何も進歩していませんが、S1000RRのポテンシャルを少しだけ引き出せるようになってきたようです。
僕にとって初めてのリッターSSマシンなので、このバイクがR1やCBR-RRRなど同カテゴリーの車種に対して優位性が有るのか、あるいは劣っているのか分かりません。しかしオートポリスで2分4秒というタイムを僕のようなシロウトでもマシンなりに走らせるだけで出せるのですから、S1000RRはとても速くて扱いやすいバイクであると評しても間違いではないでしょう。
今時のリッターSSは車両価格が随分上がってしまいました。しかしオーナーはその価格に見合う果実を手にすることができるのだと実感しています。