デイトナ675R 2020年始動

皆さま、あけましておめでとうございました。今年もよろしくお願いしました。もう2月も後半に入る今頃になって、ようやく今年初めてブログを更新します。
ちなみに本日は2020年(令和2年)2月22日と、「2」尽くしの日となっております。今年はオートポリスを2分2秒くらいで走れるようになりたいものです。無理か…。

 

 

フロントフォーク スプリング交換&仕様変更
デイトナ675Rは毎度お世話になっているレイラスポーツに預けて、フロントフォークの仕様を変更してもらいました。

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昨年の走りを振り返ると、ブレーキに安定感があり強く握り込めるようになったものの、その代わりフロントが入りきらず向きが変わらない、自分のイメージよりラインが大回りするという感覚がありました。こうした状況を伝えたところ、思い切ってスプリングレートを下げてみようということになりました。純正の0.95kgf/mmから0.85kgf/mmへとスプリングを交換します。

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blog.reira-sports.com

 

 

 

HSR九州にて試走
この変更が自分の走りにどのような影響を及ぼすのか、HSR九州にてさっそく試走します。

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675Rで走るのは昨年11月以来、丸3ヶ月ぶり。久しぶりの感触を確かめながら少しずつペースを上げていきます。第一印象としては地面がより近く感じる、あるいはバイクの重心が低くなったようなフィーリング。これはとても好ましい感覚でコーナーの入口、バイクを寝かし込む時に恐怖感が少ないから躊躇なくフルバンクに移行していけます。車体を寝かし始める瞬間ってコーナーリングで最も重要なパートだと思うので、乗り初めからここのフィーリングが良いというのはとても良い傾向です。

 

ピットに戻り残ストを確認すると、しっかり奥まで入っていることが見て取れます。

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走行動画。3周のみ抜粋。

0:00~ 1分11秒0
1:14~ 1分11秒4
2:27~ 1分10秒9
となっています。

 

1:14~のラップは、1ヘア後の高速S字でシフトミスしています。
2:27~のラップは、2ヘアまでで最初のラップ(0:00~)より0.6秒速かったのですが、その後のシケインで失敗して最終コーナーまでのストレートが10km/h以上遅かったため、結局最初のラップとほぼ同タイムになってしまいました。後半の区間をしっかりまとめていれば10秒前半が出ていたかもしれません。
とはいえ3カ月ぶり、変更したフロントの感触を試しながらの走行であることを思えば自分的にはこれくらいのタイムで十分ではあります。

 

 

 

課題、次回に取り組みたいこと
フロントは安心感があり、675Rを乗りこなすのが今までより少しだけ簡単になった気すらします。マシンをしっかりと寝かすことを意識して走りましたが、今までバンク角は頑張っても49度くらいだったのが、今回は最大で52度まで寝ていたようです。

 

一方、フロントが奥まで沈むようになったため相対的にリアの接地感が希薄になりました。リアに荷重を掛けきれていない感覚があり、タイヤを見ても荒れ気味でエッジにタイヤカスがダマになって付着していました(エッジに荷重しきれていないからダマが残る)。
フロントはフルストロークの位置が従来より5mm程度低くなっており、動的な姿勢は前下がりになっているはず。だからリアサスもプリロードを抜いてバランスを取る必要がありそうです。

 

走行内容については後半のシケインが課題です。この区間が安定して走れるようになれば、タイム的にもう一段先が見えてくるに違いありません。

 

そして、基本的な部分でタイムを出すために頑張るところが間違っている、という気づきがあります。今はブレーキで頑張ろうとストレートの奥まで必死で我慢した挙句、ウボァーッと鬼の形相で握っています。そのくせコーナーの入口、バイクを寝かす時は不安でいっぱいで、恐る恐るの動作となって結果バイクの向きが変わっていきません。
これ、本来は逆ですよね。ブレーキの握り始めは繊細なタッチでフロントのストロークをコントロールしながら行うものだし、コーナーの入口は適正な車体姿勢から躊躇なく一気にマシンを寝かすもの。
分かっちゃいるけど実践できない難しさはありますが、今年は特に意識して取り組んでいきたいポイントです。

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SPA直入(YZF-R25)2019.12.15

年内最後のスポーツ走行はSPA直入で。今回もYZF-R25で走ります。

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日中の気温は10℃前後、快晴。路面温度もそこそこ上昇して膝擦り日和です。
本日の目標はコンスタントに52秒台で周回すること。前回は53秒台が中心だったので(ベストは52秒8)、アベレージを少しずつ上げていきたいところです。

 


 

足回りの設定
サスのセッティングは前回から変えず、以下の通り。

  • フロント そのまま(調整できない)
  • リア プリロードを最強から1段戻し

 

タイヤ(スパコルA)の空気圧は温間で以下の通り。

  • フロント 2.2~2.3
  • リア 2.0~2.1

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タイヤはウォーマーで温めてから、数周走った後の数値です。気温の低いこの時期に僕くらいのラップタイムだと、ウォーマーを巻いている時より走行中の方が空気圧が下がってしまいます。それを見越してウォーマーではフロント2.4、リア2.2くらいで走り始め、走行後に調節しています。

 

 

 

ストンプグリップ追加
ニーグリップの位置に合わせてストンプグリップを貼り付けました。

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R25専用品ではなく、汎用の細長いタイプ。これで体がずれることなくマシンにホールドできるようになりました。Iさん、勝手に貼ってスイマセン。コレ効果絶大です。



 

 

タイム
走行を開始し、1本目から52秒台に入り始めました。前回は最初54秒台だったので一歩前進。このマシンに少し慣れてきて、積極的に荷重する意識が出てきました。
2本目、体のオフセット(腰をずらす量)を大きく、上半身は低く。そしてしっかり力を抜いてイン側に荷重するよう努めます。52秒中盤~前半で安定し、ベストは51秒9。前回から1秒近く更新できました。元が遅すぎるのでベスト更新も簡単です。

 

リアサスのプリロードは最強の1段戻しまで締め込んでいるのですが、それでもペースが上がってくるとピッチングが大きくなってヘアピンでステップを擦る場面もありました。
そこで、3本目の走行ではさらに1段締めて最強に。これはさすがにやり過ぎだったようで、リアが突っ張った感じになってタイムも悪化してしまいました。

 

 

 

爪先がヤバい
バンク角が深くなってブーツの爪先を擦ることが増え、ふと左足を見るとトゥスライダーだけでなくソールまでガッツリ削れていました。

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イン側の足の置き方を工夫しないと、お気に入りのクシタニのブーツに穴が開くことになりそうです。


 

 

課題
もっと走り込んでマシンへの理解度が進めば、今の状態のままあと1秒くらいは詰められるかもしれませんが、僕のスキルだとそのあたりで頭打ちになりそうです。
コーナー別に見ていくと、課題に感じているのは1コーナーの進入と3コーナーから4コーナーへの繋ぎ、ブラインドコーナーの進入、ヘアピンのライン取り、最終コーナーのライン取り。あれ? ほぼ全区間が課題じゃないか…。
250クラスの奥深さ、その深淵を入口からのぞき込んでいるような心境です。

YZF-R25のここをカスタムしたい!(妄想)

YZF-R25でサーキットを走るにあたり、手を加えたいポイントを記します。借り物のバイクなので単なる妄想です。でもマシンオーナーのIさんと話したところ今後カスタムも考えているようなので、もしかしたら共同で出資してパーツを換えるみたいな流れがあるかもしれません。

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タンクパッド
ひとまず安価な汎用品を貼り付けてみたものの、パッドの面積が小さくて無いよりマシ程度。やはり車種別専用品でしっかりホールドできるようにしたいものです。テックスペックかストンプグリップ。

 

 

 

ハンドル
R25の乗り方は、前傾姿勢を維持して体の重心を低く前に保ちたいところ。ノーマルの高いハンドルは不向きです。社外品のハンドルに換装するか、純正ハンドルをトップブリッジ下に取り付ける裏技もあるようです(ノーマルはトップブリッジ上にマウント)。

BabyFace レースコンセプト ハンドルキット

 

 

 

フロントフォーク
フロントフォークの仕様変更は必須です。プリロードを含め調整が一切できない純正フォークは、サーキットではさすがに約不足。
① 後付けのプリロードアジャスター
② スプリングのレートを上げる
③ 社外品のインナーキットを組み込み
安価で手っ取り早いのは①プリロードアジャスターですが、どうせなら③インナーキットを導入したいものです。KYBとオーリンズがあり、比較的安価なKYBが気になるところ。

ワイズギアKYBスペシャルインナーキット | ヤマハ発動機グループ ワイズギア

製品情報 正立用カートリッジキット|モーターサイクル オーリンズショックアブソーバー[ÖHLINS Advanced Suspension Technology]


 

 

リアサスペンション
続いてリアサス。52~53秒程度で走るならノーマルでも問題ないとはいえ、プリロードをガチガチに締め込んだだけのサスでは、ペースが上がるに従いネガも見えてくるはずです。
社外品ならKYB、オーリンズ、ナイトロン、YSSあたりが候補だと思います。このうちKYBのみ車高調整が出来ません。車高調整機構はあった方がセッティングの幅が広がるので、安価なYSSか信頼のオーリンズか、といった選択肢になるでしょうか。

ワイズギアKYBスペシャルサスペンション リア | ヤマハ発動機グループ ワイズギア

製品情報 ÖHLINS YAMAHA R25 [ÖHLINS Advanced Suspension Technology]

NITRON RACING SHOCKS

YZF-R25 専用モデル | YSS Japan

 

 

  

チェーン・スプロケット
パワーの限られた250ccですから、チェーン交換によるフリクションロス低減の効果は大きそうです。同時にスプロケのセッティングも適正化すればグンとタイムアップするはず。どなたかR25でSPA直入に適した丁数を教えてください。

 

 

 

というわけで足回りのカスタムを一通り進めたら、最後は吸排気系とサブコンでブラインドコーナー手前の上り坂でもグイグイ加速するパワーを手に入れたいものです。
いやぁ、借り物のマシンなのに妄想が止まりません。