SPA直入 レースにおけるタイム

昨日SPA直入で行われた九州ロードレース選手権及びスーパーサンデーフェスタ。

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(画像は月刊withBIKEより引用)

 

 

 

各レースのリザルトをチェックします。
最初に九州選手権ST600の予選タイム。トップが44秒台、以下45~46秒台と続きます。

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続いてJP250の予選。ニンジャ250やCBR250RRのクラスです。こちらは48秒台が中心。

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九州選手権と併催されるサンデーレース「スパサン」。ハイウェイスターPRO600/PRO1000/EXPの3クラス(600ccと1,000cc)混走の予選。

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僕のようなシロウトがカジュアルに目指すタイムは47秒台が限度かなと個人的には思います。その先(46秒台)となると、それなりにリスクを取らないと届かない領域に入るのではないでしょうか。
それにしても、スパサン最高峰に位置付けられるこのクラスの出走台数が7台というのは、寂しい限りです。

 

 

 

SPA直入は600ccと1,000ccではタイム差がほとんど無く、250ccと600/1,000ccでもさほど大きな差が生じません。どのような排気量であってもタイム差が生じにくい特殊なレイアウトといえます。
サンデーレースについては、かつて入門クラス(50秒を切らない人向け)も行われてそれなりの台数が走っていた記憶がありますが、現在はエントリーそのものがないようです。PRO/EXPクラスは数年前からメンバーがほぼ固定化されているし、タイム的にも敷居が低いとはいえず、草レースといっても新規で参戦しづらい状況なのではないでしょうか。
余談ですがスパサンで600cc以上のエントリー数が減ったのは参加層が250ccクラスに流れたこともありますが、もう一つの要因として6年前の耐久レースでのアクシデントが影を落としているように感じます。当時は夏に3時間耐久レースが開催され、それがこのコースの名物イベントでした。6年前のレースにおいて、セーフティカーが入り各車ペースダウンしている最中に一台のマシンが別のマシンに追突。追突したライダーが亡くなるアクシデントが発生しました。その時僕はライダーとして参加していて、レースが中断され静まり返った場内の光景が今でも脳裏に焼き付いています。翌年から3耐の参戦者は潮が引くように減ってしまい、MFJライセンスが必要になったことも影響してか、スパサンの他のレースも年々エントリー数が減少して今に至ります。
ここではこうした出来事の是非について語ることは差し控えます。ただ、同じように近年死亡アクシデントが発生しているHSR九州は鉄馬レース(アイアンホースカップ)などで活況を呈していることを思うと、要因はどうあれSPA直入もエントリー数を増やす仕掛けが必要なのかもしれません(取り組んではいるのでしょうが)。

SPA直入スポーツ走行 2019.3.21

今年に入って4度目くらいのSPA直入です。タイムが出ようと出まいと走り続けるのです。
しかしまぁ…。オートポリスで転んでから2年が経とうとしており、そこから続く不調がこうも長引くと、さすがに心が挫けそうです。2年間試行錯誤を続けてこれ以上自分で試せることは限られているように感じるし、今日もダメなら乗り換えようか、新型S1000RRでも買ってしまおうか、S1000RR買うならやっぱりDDC無しがいいかな♪ みたいに少々具体的な妄想を膨らませながらサーキットに向かったのでした。

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もちろん、新型に乗り換えたからって速く走れるわけではないことくらい承知しています。タイムはそんなに甘いものじゃない。でもモチベーションを保つという点では間違いなく効果がありますから…。

 

 

 

走行会を見学
午前中は昨夜から降り続く雨が残り、ピットで待機します。天気が回復した午後イチの枠は貸切で走行会が行われていました。

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これ、ハーレーでしょうか? 走行会で走っていたので思わずレンズを向けてみました。

 

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こうして見るとかなりのバックステップですね。

 

 

全日本で活躍する岡村光矩選手もいて、この日は250で走り込んでいました。

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彼はRSGの頃からずっと応援していて、5年前オートポリスで優勝した時は現地で観戦していたものです。ST600にスイッチする今年、あの感動の再現を期待せずにはいられません。

 

 

 

招かれざる客
走行会が行われるさなか、突如として異様な雰囲気を携えたセダンが4台連なってパドックに闖入してきました。乗っている連中は一様に目つきが悪い。そもそもサーキットに出入りする人間というのは目つきの悪い人が多いんですが(偏見)、それとも明らかに異質な柄の悪さです。そう、彼らは覆面パトカーに乗った私服警官でした。パドックに横付けするや否や、聞き込みなのか何なのか分かりませんが、しゃにむに業務を開始します。

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しばらくするともう一台、今度はサイレンを鳴らして場内に入ってきます。ものすごい緊迫感です。

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結局何しに来たのかわからないまま、小一時間ほどで立ち去っていきました。一体何だったのか…。

 

 

 

スポーツ走行
現場で事件が起きようと起きまいと、僕はただ走るのみです。

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昨年から一貫して悩んでいるのは、フロントの感触がイマイチな点。先日ツイッターを通じてサスの全抜きは試しました?ってアドバイスをいただいていて、プリロード&圧側減衰の全抜き(最弱)は試していたのですが、そういえば伸側はあまり変えていなかったことを思い出しました。今日は思い切ってフロントのプリロード最弱、圧側最弱、伸側最弱を試すことにしました。
走る前に手押しでフロントを沈めてみると、プリ&圧側のみ最弱の時と比べても明らかにサスが動くようになっていて、良い感じです。
※ 僕の675Rのフロントフォークはモディファイを加えており、純正とは仕様が異なります。

 

走行1本目、目慣らし・体慣らしの段階ですがタイムの出方がやや早く、49秒フラットまではすぐに辿り着きます。フロントがスムーズに入っていくような感触があり、安心して寝かせていけます。気温が上がりグリップに対し心理的に不安がない点も大きいようです。
残ストはこんな感じでまだ余裕があります。

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岡村選手のアドバイス
2本目、徐々にペースを上げて48秒後半。一旦ピットに戻ると、なんと岡村選手がアドバイスをしに来てくれました。先ほど「昔から応援してます」って声を掛けたら、わざわざ僕の走りを見てくれていたみたいです。
アドバイスは以下の通りです。

 

2コーナーから3コーナーまでの繋ぎ区間でアクセルを開けて加速しようとしているが、加速の意識が強すぎて2コーナーの立ち上がりでアウトに膨らんでいる。結果3コーナーのアプローチが窮屈になって大きく減速している。3コーナーから4~5コーナー、ブラインドコーナー入り口までは登りが続くので、3コーナー入り口で失速するとその後の区間で挽回できない。

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3コーナーをアウトからアプローチして進入速度を上げていけば、そこからの登り区間を高い車速のまま通過できる。3コーナーからブラインドまでの車速が2~3km/h変わるだけでタイムは大きく変わる。

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岡村選手のアドバイスを受け、すぐにピットアウトして実践します。2コーナーの立ち上がりで少し我慢してインを保ち、3コーナーはアウトから勢いを殺さずにアプローチするイメージです。すると、確かに4~5コーナー付近でエンジンの回転数が高くなっていることが音で聞き取れて、通過速度が上がっていることが実感できました。もちろんタイムは改善し、この日のベスト48秒3まで持ってこれました。

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2コーナーから4~5コーナーまでは左右の切り返しが続く区間で、どこか一箇所でも操作が遅れると、そこからずっと後手後手に回りアクセルを開けていけなくなるものです。2コーナーから3コーナーまでの直線区間で加速することも大切ですが、ここで少し我慢して3コーナー以降リズムに乗せていくほうが良い結果に繋がるようです。

 

 

そんなわけで、まだまだ自己ベストから程遠いとはいえ2年前の転倒以降最も良いタイムが出て、走りの内容もそれなりに納得のいくものでした。BMWのホームページで見積もりシミュレーションまでしてみたS1000RR購入計画はひとまず棚上げして、もうしばらく675Rとともにサーキットを楽しみたいと思います。

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最後に、先ほどの警察沙汰についてネットでこのような記事を見つけましたので、そっと貼っておきます。真偽のほどは定かではありませんが。

#ハッシュタグの名のもとに、、、 - マジねーけん!!

海沿いを走る

春の足音が近づいてきました。まだ少し冷え込む朝に輝く太陽を浴びながら海沿いを走れば、早春の清々しい空気を全身で感じることができます。

 

とある漁港で小休止。日曜日の港は人の気配がなく、漁船たちが穏やかに身を寄せ合っていました。

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やがて海を望む場所に辿り着きました。

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早いものでCB1100RSに乗り始めてもうすぐ一年、愛着は増すばかりです。大変扱いやすいバイクですが、長く乗って飽きるということがありません。1,100ccを超える排気量、250kgを超える車重にもかかわらず、日本人の体格に絶妙にマッチしたライディングポジションのおかげで、走り出せばマシンがライダーの手の内にすっぽりと収まるような自在感を得られます。エンジンはツーリングで多用する常用域(1,000~4,000回転)から溢れんばかりのトルクに満ち、鋭過ぎない柔軟なスロットルレスポンスと相まって抜群のフィーリングです。
そして、虚飾を排したこの見事なプロポーションと象徴的な空冷エンジンの造形。僕にとって、バイクの理想形がここにあると感じます。
唯一欠点を挙げるなら252kgという車重ですが、最近は取り回しの際に感じるずっしりとした手応えさえも、このバイクの存在感を際立たせるのに必要な要件だと感じるようになりました。重さすら美点であるということです。我ながら病的なまでに「あばたもえくぼ」です。

 

さて、そろそろカスタムにも手を染めようかと画策しています。実は既に社外品のマフラーを注文していて、ショップには入庫済み。近いうちに報告できるのではないかと思います。