別れの時

デイトナ675Rを手放すことに決めました。

本来は昨年末のS1000RR納車時点で675Rと入れ替えるつもりでした。しかしS1000RRは僕にとって初めてのリッターSSで、もしかしたらサーキットで全く使いこなせないかもしれないという不安も抱いていました。実際675Rに乗り換えた時は、その前に同じ675の旧モデルに乗っていたにもかかわらずマシンに慣れるまで長い時間(ほぼ2年)を要し非常に苦労した思い出があります。その経験から、もしS1000RRに馴染めなければサーキットは引き続き675Rで走るプランを残していたのです。

 

しかしながら蓋を開けて見るとS1000RRは(もちろん凶暴なパワーという面はあるものの)総じて扱いやすく、特にブレーキングから寝かし込みのコーナーエントリーで長年乗ってきた675R以上のフレンドリーさ、ライディングの自由度の高さを感じます。まだマシンに慣れる途上の現時点で、既にオートポリスのタイムは675Rの自己ベストに比肩するところまで来ました。
こうしたことから今後はS1000RR一本でサーキットを楽しんでいけるという確信を持てるようになり、晴れてデイトナ675Rとお別れする決断をしたというわけです。

 

 

 

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最後にオートポリスでスポーツ走行を行いました。675Rに跨るのは昨年秋以来、半年ぶり。S1000RRのリズムに慣れつつある僕には走り始めこそわずかな違和感があったものの、すぐにそれが長年慣れ親しんだ感覚であることを思い出し、いつも通りの675Rの走りを楽しむことができました。最後の最後に転倒するわけにはいかないのでマージンは多めに残し、2分10秒~12秒程度で周回です。

  

 

 

 

オートポリスを後にして、その足でショップに立ち寄り675Rを預けてきました。2014年3月の納車から7年間続いたこのバイクとの関係は、この時をもって一つの区切りを迎えることとなりました。

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オートポリス スポーツ走行 2021.5.3

前日、SPA直入の走行会はとても楽しかったけれど走行に関しては少し消化不良だったので、翌日にオートポリスを走ることにしました。

 

コースに向かう途中、阿蘇の雲海を拝むことができました。感動です。

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走行テーマ
さて、今回のテーマは先月と変わらず「アクセルを大きく開ける」です。全開時に生じるマシンの挙動や姿勢変化は、逆に言えば全開にしないと体験することができません。そのようなシチュエーションを意識して多く作ることで、S1000RRの特性を体で理解するのが目的です。

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電子制御の設定
先月の走行ではエンジン特性を「3」に設定。レスポンスが穏やかでアクセルを開けやすい特性です。
今回は「1」に設定。レスポンスが鋭く、「3」と比べると全開にする過程で右手の角度が同じでもより多くスロットルが開く=加速する特性です。
それ以外の設定は変更せず、以下の通り。

  • DTC「1」
  • エンジンブレーキ「1」
  • ウィリー「2」
  • ABS「2」

 

 

 

サスペンションの設定
フロントは前回から変更なし。
リアは立ち上がりで暴れるのが目下最大の課題ですが、原因がまだよくわからないのでとりあえず伸び側減衰を+2クリックしてみます。

 

 

 

走行動画

走行時の感想などを字幕に入れています。

 

 

タイヤ
動画でも分かるようにトラコンが頻繁に作動しており、立ち上がりでリアが絶えずウネウネと動いている感じです。走行後にリアタイヤを見てみると、

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かなり摩耗が進んでいてスリップサイン(?)の穴も消えかかっています。今回のリアの暴れは単にタイヤが終わってズルズル滑っていたようです。

 

 

 

課題
アクセルを大きく開けた時のマシンの挙動に少しずつ慣れてきて、それに伴い全開にできる時間が増えてきました。しかし一方でこのような指摘もいただきました。

開けることばかり考えてライン取りが悪く、結果的に開けられないという悪いパターンに陥っていました。次回からはガムシャラに開けるのではなく、開けるところと我慢するところの濃淡を意識しながら走りたいと思います。
また1コーナーから3コーナーまでの区間と、2ヘア手前の250Rではアクセルを開けやすくするため早めのシフトアップであえて4速を使用しているのですが、本来は3速で引っ張った方が速度の伸びは良いはずです。これらの区間はどれが自分の走りに合うか試行錯誤を続けます。

 

本日のベストタイムは2分6秒5。前回から1秒短縮し、675Rの自己ベスト(2分6秒3)に迫るところまで来ました。リアタイヤの摩耗が進んでズルズルしながらのタイムですから、新品タイヤを履けば5秒台、さらにその先も視野に入ってきそうです。まだ本格的に走り始めて3ヵ月足らずというのにS1000RRのポテンシャルたるや恐るべしです。

SPA直入 FMC走行会 2021.5.2

5月2日にSPA直入で行われた、FMC(福岡県オートバイ協同組合)主催の走行会に参加しました。

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今回、文章ネタがないかわりに走行動画の編集を(拙いながらも)頑張ったので、良かったらご覧ください。書きたいことは大体動画のテロップに入れこんでいます。