ダンロップ ロードスマート4

CB1100RSは納車から走行10,000kmを迎えるにあたりタイヤを交換しました。新しいタイヤはダンロップ・ロードスマート4です。

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インプレッション
簡単にインプレを記します。
空気圧は冷間でフロント2.4、リア2.7。日中の気温25℃前後で走った時の感想です。

 

ハンドリングが軽快になった
CB1100RSは、ちょっとしたカーブやレーンチェンジの際にもバイクを寝かすのに手応えがあってヨッコラショ感が強かったのですが、交換後はあまり意識せずにスッと車体が反応するようになりました。
ただし今まで使い続けたタイヤはセンターばかり減って台形状になっており、それが寝かし込み初期に重たく感じる要因の一つでした。一方で新品タイヤというのはそもそもどんな銘柄でも気持ち良く走れてしまうものです。
それらを差し引いたとしても、ロードスマート4を履いたことでどっしりと立ちの強いCB1100RSにナチュラルな軽快さが備わったことは確かで、かといってハンドリングが軽すぎてラインが定まらないような不安定さもありません。

 

極低速のセルフステア
交差点を曲がる時など極低速の際に、CB1100RSはフロントがインに切れ込む(セルフステアが強く働く)傾向があります。これは新車の時から感じていたことなのでこのバイクの性格だと思っていましたが、ロードスマート4に換えてからハンドルの切れ込みはかなり軽減されました。
個人的には低速時にセルフステアを感じるのは嫌な感覚ではなく、このバイクの特性として受け入れていました。とはいえロードスマート4を履いたほうが癖がなく、どんな人でも馴染みやすいハンドリングになったように感じます。

 

以上、難しいことは分かりませんがCB1100RSの気になる部分がうまい具合に解消されて、良い意味で「普通に走れるタイヤ」という印象です。ロードスマート4は重量車と相性が良いという話も聞くので、CB1100RSには合っているのかなと思います。

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タイヤに何を望むか
タイヤを換えれば乗り味は結構変化するけれど、かといって車両の基本的な特性まで変わるわけではありません。当たり前ですがCB1100RSにパワーカップ2を履かせてもS1000RRにはなれないのですから、過度な期待をして誤ったタイヤ選びをしないよう気を付けなければと思います。
余談ながら(車両がSSであっても)公道しか走らないのにスパコルのSC1だのSC2だのを履くのは危ないからやめた方がいいです。タイヤはファッションではありません。

 

CB1100RSに関してはS22やロードスポーツ2のようなスポーツ寄りの銘柄にしても面白いかな?とは思ったのですが、僕の場合このバイクに速さを求めないしタイヤの端っこのほうも使わないので、そうしたタイヤの良さを享受できない気がします。それにグリップレベルでいえばOEMタイヤ(BSのT30)でも膝を擦れる程度の性能はあるわけで、ツーリングタイヤで不足することはないと考えています。

そういったわけで今回ロードスマート4を選んだのですが、期待通りにバランスが良く無心でツーリングできるタイヤだったので、良い買い物ができたと思います。