SPA直入にやってきました。675Rでは1年半ぶりの走行です。
久しぶりに走ってみて、やはり手ごわいコースだと感じました。ある程度のペースまではすぐに上げていけるけれど、そこから先は走りの組み立てをしっかり考えて精度を上げていかないと頭打ちになってしまいます。ブレーキをガツンと握るとか、アクセルをオリャッと開けるみたいな気合いと勢いだけでは速く走れない難しさがあります。今回は48秒中盤で落ち着いてしまい、ベスト48秒4。47秒台に入れておきたかったのですが届きませんでした。
サスセッティング
サスは先月走行したHSR九州と同じセットで走ったところ、SPA直入では少し動きすぎるようです。フロントのプリロードを1回転締め込んでみるとピシッと安定して良い感じになりました。
僕のイメージだと
- SPA直入・・・スムーズな走りが求められる = 低荷重
- HSR九州・・・ストップ&ゴー = 高荷重
という先入観があるのですが、今までの経験から実際は逆かもしれません。
サスセッティングの泥沼にようこそ
SPA直入はマシンが寝ている時間が長く、ひたすら切り返しを繰り返すコースです。サスがある程度しっかりしていないと、長い旋回中や切り返しの際に無駄な挙動が出やすくペースが上がりません。ところが安定感を求めてサスを固めていくと、今度はサスが入らず曲がらなくなるし、接地感がなくなってマシンを深く寝かすことができなくなります。
そうして、
- サスを固めると安定感が出て走りやすいけど、曲がらなくなってタイムが出ない
- サスを柔らかくすると安定感が失われ、気持ちよく走れないからタイムが出ない
両者を行ったり来たりするセッティングの泥沼にはまり込んでいくのです。
これはどのサーキットでも起こり得る話ですが、オートポリスやHSR九州と比べてもSPA直入はやや特殊なレイアウトゆえその傾向が強いように思います。SPA直入ばかり走り込んでいるライダーは要注意です。
肘擦り
ツナギを新調しました。
RSタイチのGP-WRX R306。alpinestarsのエアバッグ「TECH-AIR」内蔵モデルです。
今時のツナギらしく肘にもスライダー付き。
飾りじゃないのよスライダーは、ということで肘擦りにチャレンジしました。
結果…
ほんの少しだけど無事達成です。
肘擦りのポイント
右手はアクセルワークがあるので左コーナーがやり易いです。できるだけ肘が地面に近づくよう、左手はグリップエンド付近を握ります。あとはオラーッと肘を地面に向けて突き出すのみ。テクニックも何もありません。ある程度のバンク角は必要ですが、バンク角を稼ぐより肘を突き出すことに集中した方が良い感じです(無理膝ならぬ無理肘)。
走る前に静止したマシンでフォームの練習をしておきます。僕は肘で膝にタッチするイメージを持ちました。膝を擦るのは簡単ですから、その膝と同じ位置に肘が来ればよいと考えました。
しかしそのフォームを走行中にやろうとすると、違和感が半端ありません。肘を下に突き出すことで頭の位置が引っ張られて地面にかなり近づくし、無理な姿勢で目線が水平を保てず大きく傾くので、平衡感覚が狂ってどこに向かって走っているのかわかりづらくなります。こうした違和感にめげずさらに肘を落としていくと、ザーッと地面に接地する感触が伝わってきました。
どのコーナーで擦るか?
SPA直入では2コーナーが肘擦りしやすかったです。マシンが寝ている時間が長く、ある程度の速度が出ていて安定するためです。ヘアピンはバンク角は深くなるものの速度が低くやや安定感に欠けます。
最後に
肘擦り出来たぜウェーイ! という単なる自己満足&自慢の記事に最後までお付き合いいただいて大変申しわけありません。
次に目指すは頭擦り?!