お盆休みにオートポリスを走って以来、1カ月ぶりにバイクに乗りました。今回走るのはHSR九州。前後タイヤを新品に履き替えて、いざ自己ベスト更新&悲願の1分10秒切りを果たすべく、鼻息を荒くして熊本・大津の地に乗り込みます。
新しいタイヤはいつも通りのスーパコルサですが、フロントはこれまでの経験で夏場に荒れやすいSC1からSC2に変更です。
この日の気温は30℃を下回り日陰に入ると秋を感じさせる風が心地良いものの、まだ陽射しは強く路面温度もそれなりに高温になっている感じ。
1本目
走行1本目、最初のラップでいきなり転倒がありコース内に救急車が出動。しかし赤旗は振られず走行は続行となり、転倒車のいる黄旗区間を慎重に抜けながら徐々にペースを上げていきます。
マシンの感触は良く、コーナーリングでグイグイと内向していきます。これは新品タイヤ特有の挙動です。縦のグリップも絶大で、加速・減速を自信を持って強く行うことができます。新品タイヤがタイムを出しやすいゆえんですね。
ただし、このような恩恵はマシンの状態がある程度仕上がっていなければ受けにくいと思います。以前サスセッティングに悩んでいた時期は新品タイヤを履いてもタイムが改善せず、むしろ悪化することすらありました。マシンや自分のライディングに問題を抱えている時は、いくらタイヤを新品に換えたところで解決するわけではないのです。
ともあれタイムは早速10秒台に入り、1分10秒2とほぼ自己ベスト近辺。
2本目
実は1本目の途中から最終コーナーの走り方を変えてみたのですが、悪くない感触なので2本目も継続して取り組みます。最終コーナーの走り方については次回の記事で少し掘り下げてみようと思います。
計測2周目から10秒台に入り、10秒前半を並べるもののあと一歩が届きません。もうこの際転倒しても構わない、とにかく1度でいいから10秒を切りたい。そんな思いを抱きながら集中力を高めます。
そして運命のラップが訪れました。最終セクターの手前まで自己ベストで来て、最終コーナーも大きなミスなくコントロールラインを通過。
さあ、何秒だ! 手元のラップ表示を見ると…
1分10秒01!
あと0.02秒かよ!
ここで集中力が切れてピットイン。
いや待てよ、サーキットからレンタルしているトランスポンダー(計測器)なら、もしかすると9秒台を計測しているかもしれない。そちらを確認してみよう…
1分10秒006!
あと0.007秒かよ!
小数点以下第何位だよ!
瞬きも出来ないよ!
いやいやいや待てよ待てよ、もう一つタイム計測している機器があったぞ。高精度なGPSロガー(Garmin GLO2)に繋いでいるRaceChronoアプリを見てみよう…
1分9秒99!
9秒99!
9秒99!!!
うおー!
うおー!
うおー!
まあ、そういうわけでサーキット公式のポンダーでは10秒だけど、RaceChronoでは9秒台だったので、10秒切り達成ということにします! 誰が何と言おうと僕のタイムは9秒台でぇす!
❤️❤️😍😍💓💓#HSR九州#10秒切り#サーキットのポンダー計測だと10秒切ってない#誤差の範囲誤差の範囲#今後HSRのタイム何秒ですかって聞かれたら9秒9ですって言う#断固9秒台と言う pic.twitter.com/mSymvD16bn
— サンデーライダー (@sundayrider675) 2020年9月13日
記念に1分9秒9の走行動画を貼っておきます。