春の訪れ

随分と乱暴な勢いで春がやってきました。バイクの季節の到来です。
1月にホンダのCB1100RSを試乗したのですが、一度乗ったが最後、このバイクを手にしたいという気持ちを抑えきれなくなってしまいました。それから2カ月間、毎日のように家内に懇願し続けているものの許可が下りません。最近になってやや態度が軟化したと言いますか諦観の姿勢を見せ始めましたので、意を決して行動に移しました。

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CB1100RS 2018年モデル新色のデジタルシルバーメタリックです。
えぇ、えぇ、契約してしまいました。もう楽しみで仕方がありません。2018年モデルの発売は4月20日ですので、あと1か月足らずで納車の見込みです。
ところで2年前、セローを購入した際に納車後1か月ほど家内が口をきいてくれなかったことを踏まえますと、今後どのような展開になるか大変興味深いところであります。

 

 

SPA直入スポーツ走行
気温も上がり、ぼちぼちサーキットにも足を運び始めました。まずは3月4日、SPA直入で今年の走り初めでしたが、ベストタイム49秒7と箸にも棒にも掛からぬ結果。昨年の同時期には47秒5を記録して自己ベストを更新していたことを思うと、わずか一年で隔世の感があります。
3月25日にも再度直入へ。翌週に地方選手権を控え多くのライダーで賑わっていました。この時もベスト48秒9がやっとで、前回よりましとはいえ到底満足できる内容ではありません。ただ、現時点の課題がいろいろと見えてきたため今後につながる収穫はありました。

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下表はGPS解析ソフトのLAP+より、自己ベストと今回のタイムを区間別に比較したものです。

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遅れが目立つのは1~2コーナーとヘアピンです。昨年の転倒から苦手意識を拭えない右コーナー(3コーナーとブラインド)はさほど大きな差がありません。1~2コーナーとヘアピンが遅いのは、2年以上前タイムが出ていなかった時期と全く同じ傾向です。

 

走行していて感じた問題点は以下の通り。

  1. コーナーリングに安定感がなく、狙ったラインをトレースできない
  2. 接地感がなく、バンク角を深く取れない
  3. コーナーの前半で車体が落ち着かず旋回の態勢に入っていけない
  4. その結果向きが変わらず、コーナーを通過する時間が長く感じる

675Rは(675R以外のマシンも同じかも知れませんが)コーナーの過程で向きが変わるポイントが明確にあります。それはコーナーの前半においてフロントに荷重が掛かりサスが沈んだ状態から、車速が最も落ちた次の瞬間、フロントに溜まっていた荷重が車体中央に移り、入っていたサスがわずかに戻ったタイミングです。ここで675Rは猛烈にコンパクトに向きを変えます。
乗れている時はこの一連の流れがスムーズで荷重の移動やサスの戻りを意識することなくすぐに向きを変え始めます。しかし今はサスが落ち着くまでじっと待たなければならず、ここで大きくタイムをロスしているように感じます。1コーナーとヘアピンでこの症状が顕著で、区間タイムに如実に表れる結果となりました。
こうした問題点は以前感じていたものと共通しています。原因はサスセッティング云々ではなく自分の乗り方にあります。マシンのホールド、マシンの上で然るべき場所にライダーが位置すること、身体の使い方等々。昨年からバイクに乗る時間が減ったこともあって、基本的な立ち回りが正しく行えていません。当面はSPA直入を地道に走り込んで、基本動作の確認を続けたいと思います。

 

さて、5日と25日それぞれで、久しぶりにお会いする人やこのブログを通じて知り合った方と短い時間ながらお話しする機会がありました。事情があってこのブログにはコメント欄を設けておらず、見てくださっている方との交流は非常に少ないのですが、現場でお会いしていろいろとお話ができるのはやはり楽しいことです。


最後に、SPA直入の2コーナーポストなんですが…

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なんだかすごくバンク角が深いことになっていました。この姿、走っていると妙に視界に飛び込んでくるんですよね…。