猛暑が過ぎたと思ったら雨続きで、9月は2度HSR九州を訪れたもののどちらもドライで走ることは叶わず。10月に入った体育の日、三度目の正直でようやく快晴に巡り合うことができました。
気温28℃ながら風が冷たく肌寒いくらい。路面温度は39℃前後。絶好のコンディション。
コースを見ると、大量のスーパーカブが並んでいます。
昨年も同じ光景を目にしたことを思い出しました(昨年の記事)、どうやらカブの集会が行われているようです。イナゴの大群を連想させる光景ではありますが、参加者は一様に楽しそうです。
タイヤ
前後とも引き続きレーステックRRを履きます。
フロントはコンパウンドをK1からK2に変更。
走り出し直後はK1と比べてやや旋回性に劣る(イン付きが遅れる)ような気がしましたが、フロントフォークの残ストを見ながらプリロードを少し緩めてみると気にならなくなりました。
走行後、左サイドにやや荒れが見られますが、前回の酷いアブレーションと比べるとマシな方です。路面温度が下がったせいか、コンパウンドが変わったせいか、乗り方の問題か…?
リアはこれまで使用していたものを逆履きに。
こちらは何の問題もありません。
ニースライダー
僕はどちらかというと膝を擦りつけることで快感を得るタイプの人間でして、それゆえニースライダーの消耗が早いことが悩みです。
最近はHYODのスライダーを主に使っています。安くはありませんが価格と品質(耐久性)のバランスが良いと感じますし、左右共通のデザインなので無駄なく使い切れます。RSタイチのように左右専用設計の場合、左回りのコースだと左膝ばかり消耗して右膝のスライダーが余ってしまいます。
その気になれば上下ひっくり返して使うこともできます。
これで使用感は何ら問題ありません。タイヤの逆履きみたいなものです。
ギア比が微妙
前後のスプロケットは純正15-47に対しフロント1丁落としの14-47(ショートにしている)で、HSRでは二つのヘアピンを2速で立ち上がります。この立ち上がりの回転数がやや合っていないようで、一瞬もたついてから加速が始まる感じです。おかげで、よほど雑なアクセルワークでもない限り立ち上がりでハイサイドのリスクがない小排気量車的な安心感と引き換えに、幾ばくかのタイムをロスしている感が否めません。
そこで、アクセルを開けるタイミングをやや早めにしてみます。具体的には、パーシャルから立ち上がりに向けてアクセルを全開にするまで少し待つ時間がありますが、この「間」の際にジワッとアクセルを開ける、加速のためのアクセルではなくパーシャルの回転数を少し上げて次の瞬間の鋭い加速につなげる、という感じです。(分かりづらいですね…)
この組み立てが功を奏したのか、HSRでの自己ベストを更新できました。
本来ならリアのスプロケを1~2丁ショートに振ったほうが良さそうです。ただし、それでレスポンスが良くなると立ち上がりでリアがスライドする恐れが出て、アクセルワークに気を使うあまりタイムが落ちるという可能性もありますが…。