久しぶりにSPA直入へ

なぜか憂鬱
ここ1~2年自分の中で顕著なのが、バイクに乗る当日にサーキットへ車で向かう道中、やたらとネガティブな気持ちになるということです。前日まではとても楽しみでドキドキして眠れないのがお約束だというのに、いざ当日になると酷く憂鬱になります。転んだらどうしよう、怪我して仕事に支障が出たらどうしよう、タイムが出なかったらどうしよう、雨降ったらどうしよう、ピット埋まってたら困るな…とか。以前、あまりに気が乗らないのでサーキットの直前で引き返して帰ったことがあり、帰宅してからひどく後悔したものです。
こういう心境に至る根底にはスピードに対する恐怖感があって、それが年々強まっているからではないかと思います。恐怖感はバイクに乗るうえで重要な感覚ですから、これを否定したり克服しようと考えるのはナンセンスですが、同時にテンションの上げ方やモチベーションの保ち方もうまくコントロールしていく必要を感じます。

 

 

 

湯平小学校
他県からSPA直入に向かう道すがらでおなじみ(?)の湯平小学校。

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今年度末(平成28年3月)に閉校が決定しているそうです。

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校舎は老朽化がかなり進んでいる様子です。
総務省の統計によると、平成27年6月1日時点で日本の総人口は前年同月と比べ18万人減少しています。これはすなわち1年間で1つの都市が自動的に消滅していくくらいの規模ですから、過疎地の学校が閉鎖・統合されるのは何も珍しいことではないのでしょうが…。それにしても身近な学校がこうした運命をたどることを目の当たりにすると寂しいものです。

 

 

 

冬のスポーツ走行
さて、SPA直入に到着すると非常に寒い。日中で11度しかありません。今年の秋は気温が高かったので、いきなり冬が来た感じです。

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ただこれくらいのほうが汗をかかなくて済むので体力的には楽です。個人的には真夏にスポーツ走行するよりよほど走りやすいと感じます。


今回の課題は…

  • 減速して進入するコーナー(1コーナー、ブラインド、ヘアピン、最終)は確実に後ろ乗りを維持してリアの荷重が抜けないように

  • 2コーナーから5コーナーまでの切り返し区間はバイクの加速に対し体が遅れないように、切り返しの体の移動は前へ前へと意識する

  • バンク角をしっかりと取る

以上、3点。
難しいことや小手先のテクニックを試す前に、基本をシンプルに繰り返すことが大切だと考えます。

 

 

 

ブラインドコーナーでリアが滑る
サーキットにたどり着くまではネガティブシンキング全開だった割にこの日は調子良く、48秒フラットまで届いたのでもう一声、と思いアタックしたところ、ブラインドコーナーでリアがずるーんと滑りました。「コ・レ・ハ、飛ぶ~!」と悟りながら反射的にアクセルを戻したところ、マシンの揺り返しが少なくて飛ばずに済んだものの、ブラインドコーナーは曲がりきれずコースアウト、そのまま芝生を通ってピットレーンまでショートカットして事なきを得ました。
二次旋回に移行する過程でアクセルを開け開けにして旋回中の速度を上げていこうと考えたのですが、少しやりすぎたようです。久しぶりにヤバい瞬間でした。

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ピットに戻ったところで冷たい雨がサーッと降りだして、この日の走行はここまで。

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GPSロガーの解析を見ると1・2コーナーの区間タイムが平凡だったので、まだ改善の余地はありそうです。昨年の今頃は50秒を切ることすら四苦八苦していたことを思うと、同じバイクでこうも変わるものか、という心境です。