Sunday Rider's Log

トライアンフ・デイトナ675Rでツーリングとスポーツ走行の両立を目指します

    スポーツ走行と筋トレ

    昨年の秋からこの冬にかけて痛感したのは、バイクに乗る機会が減ってもともと未熟だった基本的なライディングの技術がさらに悪化しているということに加え、アラフォーを迎えて日頃まともな運動もせず、バイクに乗るために必要な体力・筋力が決定的に不足しているという事実です。
    バイクと接する時間が限られる中、どうやったら今よりうまく乗れるようになるかを考えると、まずはスポーツライディングに耐え得る最低限の体力づくりをすべきだという結論に至りました。

     

     

    トレーニング
    というわけで今年の初めからジム(フィットネスクラブ)に入会し、この3カ月間、週に2~3回コンスタントにトレーニングを続けてきました。内容としては、

    • マシントレーニングによる筋力アップ。下半身と腹筋・背筋のいわゆる体幹を中心に。10回反復したら限界を迎えるくらいのウェイトでしっかり負荷をかけ、10回×2セット。
    • ライディングで必要とされる内ももの筋肉(ニーグリップ)はマシントレーニングでカバーできないので、自重トレ。ワイドスクワット60秒×2セット。負荷を増やすため5kgのダンベルを両手に持って都合10kgのウェイト増で行う。
    • ライディングにおいて最も重要と思われる腹筋・背筋は念入りに。マシントレーニングに加え単純なクランチや(体幹トレーニングで有名な)プランクも取り入れながら。
    •  筋トレの効率を上げるためプロテインを摂取。筋トレ直後と翌朝に15gずつ。(粉末タイプではなく、お手軽なウィダーのプロテインドリンク)
    • ジョギングで更なる足腰強化と心肺能力アップを目指す。5km走を基本としつつ、筋トレ後は体力の消耗を勘案して短めに、逆に休日まとまって走れる時は10km近く走ることも。現在のペースはキロ6分15秒~30秒だけど、コンスタントにキロ6分で走れるようになるのが当面の目標。

     

    これを3カ月間続けたところ、以下の結果を得ました。

    • 体重が73kg→68.5kgに(身長174.5cm)
    • ベルトの穴が二つ奥にずれた
    • ウエストがきつくて履けなくなったズボンがまた履けるようになった
    • 腹筋・背筋が鍛えられたためか姿勢が良くなって猫背が解消された
    • 顔の余分な肉が落ちて小顔効果が生まれた

    …とまあ、ダイエットみたいな話になっていますが、あくまで目的はバイクのためです。
    人間の筋肉は新陳代謝によって、2か月間で全ての細胞が入れ替わるそうで、つまり鍛え始めて2か月後に成果が表れはじめます。確かに僕もその頃から体の変化を感じるようになりました。ライザップは2か月で生まれ変わることを謳い文句にしているようですが、大金を積んでライザップに通わなくても、目的をもって取り組んでいけばどのジムに通おうと成果は上げられると思います。

     

     

    バイクにも乗る
    さて、こうした取り組みの合間に、たまにバイクにも乗っています。まずは3月にSPA直入で行われたライディングスクール。タイム的には49秒中盤で見るべきものはありませんが、90周ほど走行して今までなら疲労困憊しているはずが、体力的にはまだ少し余裕がありました。

     

     

    インストとの区間タイム比較
    この日のスクールで担当していただいたインストに、僕の675Rに試乗してもらいました。ほんの4~5周走っただけでポンと48秒台に入れてました。インストは今年の鈴鹿8耐に出走予定の国際ライダーですからこれくらい当たり前なのかもしれませんが、僕にとってこのタイムは非常に参考になりました。乗る人が乗れば48秒程度なら簡単に出ることが分かったからです。今まで僕は、不調の原因はバイクにあると思い、サスセッティングなどいろいろと試してきました。ところが全く同じバイク・同じタイヤ・同じセッティングでも乗る人が変われば軽く試乗した程度でそれなりのタイムが出る、つまり原因はバイクではなく人にあったということがはっきりしました。これが何よりの収穫です。

     

    さらに、区間タイムで比較すると自分の問題点が浮き彫りになりました。

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    Sct.2~Sct.4つまり3コーナーからブラインドまでの区間はインストと僕のタイムは遜色ありません。ところがSct.1すなわち1~2コーナーで0.5秒の差、Sct.5すなわちヘアピンで0.3秒の差。この二つの区間だけで0.8秒以上の差が生じていました。つまり、この二つの区間さえうまくまとめられるようになれば48秒台に手が届くということです。課題が明確になりました。

     

     

    4月のスポーツ走行
    スクールから1カ月後にSPA直入でスポーツ走行をしました。この日は1コーナーとヘアピンだけに絞って集中して取り組んだところ、具体的な問題点も見えてきました。
    まず、ヘアピン。区間タイムが遅いのは出口でアクセルを開けるタイミングが遅れがちだから、というのが以前から自分の感覚としてもありました。なぜアクセルを早く開けられないかといえば、コーナーの前半で向きが変わらないので後半もバイクが寝たままになっているからです。そこで、今回は入口で素早く深くバイクを寝かせて目線も顔ごと目一杯出口に向けながら、向き変えを強く意識(半ば強引に曲げるくらいの気持ち)してアプローチしました。ところが、そうすると車体が落ち着きません。フロントに荷重が移り過ぎているのか、バンクさせる過程でリアを中心にボヨンボヨン…と激しくピッチングします。この動きを無視してバイクを無理矢理深く寝かせようとすると、リアがグリップ不足に陥ってスリップダウンしそうになります(昨年のハイサイド未遂が同じ現象と考えられます)。結局ピッチングが収まるのを待つしかありません。しばらく待つことでピッチングが収まり、車体姿勢が安定した瞬間からようやく明確に向きが変わり始めます。ヘアピンにおけるインストとの区間タイム差0.3秒は、ここで待つ時間があるかないか、あるいは長いか短いかの差ではないかと思います。インストは無駄なピッチングを起こさずに走ることができていたと考えられます。

     

     

    1コーナー
    1コーナーも向き変えを強く意識して取り組みましたが、やはりうまく向きが変わってくれません。ここではヘアピンのような上下の揺れは起きないものの、全体的にフロントに荷重が溜まり過ぎている感じで、リアタイヤの摩耗が進むと進入時にリアがヌル~ッとアウトに流れていくような気持ち悪い挙動も起きてました。

     

     

    ヘアピンの問題点
    直前のブラインドから短い距離を加速→ブレーキでピッチングを起こしやすく、さらにシフト操作(シフトダウン)と右から左への切り返し動作が入るので挙動を乱しやすい区間。曲げたい気持ちが強すぎて一連の操作が雑になって、マシンの挙動を乱しまくっているようです。一つ一つの動作をもっと丁寧に、しっかり腹筋を使って車体を抑え込んでいくイメージで(3コーナーの切り返しのように)。ブレーキのリリースは優しく引きずりながらジワッと離す感覚。

     

     

    1コーナーの問題点
    ヘアピンのように激しいピッチングは起きないけれど常に前荷重になり過ぎている印象。しっかり後ろに座り、後ろへの荷重、リアステアで曲がる意識で取り組んでみたら良いかも。

     

     

    総括
    ベストタイムは相変わらず49秒前半止まりですが、アベレージタイムは49秒中盤~後半でまとまるようになってきました。筋トレの成果で自分のイメージする体の動きがある程度維持できるようになり、特に腹筋を使ってバイクを操る感覚が少しずつ出てきたようです。やはりバイクを乗るには基礎的な体力が必須だと思いました。
    それと同時に、年始早々レイラスポーツで調整してもらったサスセッティングのおかげで以前のようにフロントの接地感が急に抜けるようなことはなくなりましたし、リアの挙動も掴みやすくタイヤが滑ってもその因果関係を理解しやすくなったように思います。全体的にマシンに対する安心感・信頼感が増したおかげでリラックスして体を委ねられて(荷重できて)、自然と深くバンクできるようになりました。
    あとは1コーナーとヘアピンの課題をクリアできれば自ずと48秒台に入るでしょうし、その時にようやくこの675Rでのスタートラインに立つことができると言えそうです。というか乗り始めてはや一年以上、早くスタートラインに立ちたい…。もうしばらく辛抱強く取り組んでいかなければなりません。