サーキット初走行

慣らしも終わり、デイトナ675Rはようやくサーキットで走る機会を得ました。
向かう先は大分県竹田市に位置するSPA直入サーキットです。

 

SPA直入

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1週1.43kmのMFJ公認サーキット。全長は短いながらコース幅は広く、ミニバイクやカート用のコースとは一線を画します。いわゆるストップ&ゴーの要素が少なく、アクセルワークとともに右へ左へと切り返す動きが主体となるため、転倒のリスクが比較的低く峠の延長的な感覚で走れる敷居の低いサーキットだと思います。(敷居が低いといっても簡単なコースという意味ではありませんが)

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SPA直入 http://www.spa-naoiri.com/

 

 

初走行
さて、675Rにとってサーキット初走行、今回の目的は“フルストックでどのような走りができるかを確認する”というものです。現状の675Rはタンクパッド(グリップスター)を貼ったことと、エンジンオイルを社外品に替えた以外はすべてノーマルのまま、つまり実質的にフルストックといえる状態です。サーキット指向を謳う675「R」がノーマルの状態でどのような走りをするのか、最初に確認しておきたかったのです。

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タイム
今回は1枠だけ走り、9周してベストは51秒2。

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残念ながら予想(期待)よりもずっと遅いタイムでした。51秒というのはいかなる事情があろうと言い訳の許されない論外の数字であって、そんなタイムでマシンの素性を云々する資格は僕にはありませんが、この9周で感じたことを少し記しておこうと思います。

 

 

サスペンション
サスペンションの設定は、まずマニュアルに記載されている「コンフォート」の値としました。

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今まで慣らし/ツーリングで走っていた設定と同じです。
さすがにこれではサスの動きが大きすぎて全く安定しません。

 

そこで、マニュアル記載の「サーキット」へと調整します。

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これでだいぶまともな動きに落ち着いてきたものの、まだまだピッチングが大きく全体的にバイクの動きがモッサリとしています。図体の大きなツーリングバイクに乗っているような雰囲気です。
また、前後とも(特にリアの)走行時の車高が低く感じます。バンクさせる際、低いところからゴロンと寝かせるような感覚です。旧675の、腰高感があり高いところからフラッと倒れていく性格とは対照的に感じます。

 

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ステップ
一番の問題はステップです。

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純正のステップも一応ギザギザの滑り止め加工が施されていますが、このギザギザはブーツにほとんど食いつかず滑りまくっていました。右・左の切り返しが連続するSPA直入では、常にステップを踏みしめて体を左右に入れ替えます。そのたびに足が滑って、到底まともに走れる状態ではありませんでした。
そのうえ純正ステップは意外と低い位置にセットしてあり、地面が近くて爪先を擦ってしまいます。上記の通りサスの設定で車高が低いこともあり、たいしてバンクさせていないのにすぐ膝と爪先を擦ってしまうのです。

 

 

総括
走行1本目の途中から雨が降り出したため、675Rの初めてのスポーツ走行は9周で終了となりました。走行前には、フルストックでも50秒を切るくらいの走りはできるだろうと目論んでいましたが、結果は予想外のものでした。やはり、いくらサーキット指向といってもストリート車はあくまでもストリート(公道)を前提にセッティングされているということです。それにしても51秒ってのは(マシンではなく乗る人間の問題として)遅すぎますけどね…。

 

次回の走行ではステップを社外品に変更し、サスペンションのセッティングを模索したいと思います。