レイラスポーツ

今年の暮れも押し詰まってきました。17日は会員感謝デーのSPA直入まで走り納めに行こうと思っていましたが、今シーズン一番の冷え込み&雪もちらついて断念。その代わり北九州のショップ、レイラスポーツに向かいました。

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目的は前後サスペンションのオーバーホール。前回のメンテナンスから2年が経過して、そろそろ時期だろうと判断しました。

 

レイラスポーツには足回りの相談で過去二度ほどお世話になりました。最初は「健脚仕様」、その後に1回目のオーバーホール。
健脚仕様とはショップのブログに詳しく説明してあります。
健脚ドッグ&健脚仕様承り中! - REIRA-SPORTS レイラスポーツ ブログ
簡単に言うとサスペンションの仕様にモディファイを加えたうえでベースのセッティングを(車体姿勢を含めて)出してくれるものです。

 

健脚仕様をお願いした頃、僕は675Rのライディングで悩みに悩んでいました。 接地感に乏しく気持ちよく乗れない、自分なりにサスセッティングを試行錯誤しても何がベターなのか方向性すら掴めない。675Rに乗り換える前はSPA直入で47秒台も記録していたのに、乗り換えたら49秒がやっと、悪い時は50秒とか51秒だったり。以前の自分の走りとあまりに落差が大きくてすっかり落胆し、もう675Rは売っ払ってしまおうかと本気で考える中、バイク仲間から教えてもらったこのショップに一縷の望みを託したのでした。
結果、接地感不足は解消、マシンに不安なく乗れるようになったことでそれ以外の課題が浮き彫りになりました。自分自身の乗り方であったり、ライディングで必要とされる体力や筋力の不足といった問題です。どうすればタイムを向上できるか具体的な方策が明確になったというわけです。
実際SPA直入のタイムも徐々に改善し、ついには自己ベストを更新するに至りました。オートポリスやHSR九州においても然りで、月イチサンデーライダーの凡人にとっては十分満足のいくタイムを記録できるようになりました。
健脚仕様はベースのセッティングを示してくれる、すなわち足回りの基準ができるというのが大きなポイントで、そこから自分なりにセッティングを変えてみても迷ったらまたベースに戻せばよいわけです。僕もいろいろと試しましたが結局レイラスポーツが作ったセッティングが一番しっくりきてタイムも出ることがわかり、現在はそこから微調整を加える程度に留めています。

 

もしレイラスポーツの存在を知らなければ、675Rはとうの昔に諦めて乗り換えていたに違いありません。こうしたいきさつから困ったときの駆け込み寺みたいに信頼を寄せているショップというわけです。今回オーバーホールと足回りの再セットアップを通じて、5月の転倒から不調に陥っている現状を変えるきっかけが何かしら見えてくればとの期待も込めて、車両を預けてきたところです。

Z900RS

カルガモのヒナが初めて見た物を親だと思い込み後を追いかけるように、バイク乗りにとって若い頃最初に憧れた1台は年齢を重ねても永遠に憧れの対象であり続けるものです。昨今のネオクラシックブームは40代以上のライダーのこうした傾向が根底にあると思いますが、その中で真打ちともいえるカワサキ・Z900RSのデリバリーが開始されました。僕も強い関心を寄せている1台です。

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僕がバイクを乗り始めたのは90年代、ゼファーに端を発するネイキッドブームの時代。Z900RSはZ1のオマージュだと言われますが、僕にとっては世代的にゼファーの姿を重ね合わせてしまいます(ゼファーもZ1/Z2のリバイバルなのでしょうが)。いずれにせよやっぱりネイキッドこそがバイクの王道だよね、というのが僕の若い時に刷り込まれた価値観です。
しかしZ900RSは一見オールド風ながら、車体構成は旧来のネイキッドと全く異なるものです。

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ネイキッドを定義するなら、

  • 丸目一灯
  • ダブルクレードルフレーム
  • フロント正立フォーク
  • リア2本サス

といったところでしょうか。このうちZ900RSが当てはまるのは丸目一灯だけ。特にリアがツインショックかモノサスかというのはネイキッドを語るうえで重要なポイントで、Z900RSのリア周りの造形を受け入れられるかがこのバイクの評価の決め手となりそうです。
もう一つ、個人的に残念なのが水冷エンジンにフィンを追加している点です。バイクの美しさ、格好良さは機能美だからこそ。必要な機能を満たすために造られたパーツの姿かたちを結果的に我々は美しいと感じるのであって、見た目ありきで後付けされたギミックに心を動かされることはありません。

 

一方でこうした外観のこだわりから視点を移すと、現代的な装備で身を固めたこのモデルが高い走行性能を有していることは想像に難くありません。倒立フォークにリアはリンク式モノショック。ラジアルマウントのブレーキキャリパーにスリッパークラッチ、電子制御でトラクションコントロールまで備わっているというではありませんか。車両重量はこのジャンルとしては軽量、見た感じバンク角も確保されているようで、サーキットに持ち込んでもそれなりのタイムで走ってしまいそうな予感があります。スポーティで乗っていて純粋に楽しいと思えるマシンに仕上がっているのでは、と期待せずにいられません。

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思うにカワサキはこのZ900RSを、Z1のオマージュあるいはレプリカとして生み出したのではなく、あくまで現時点で最先端・最良のスタンダードバイクを造り上げ、マーケティング上ボリュームゾーンである40代・50代の嗜好に合う外観を与えた、というのが本当のところではないでしょうか。そうして出来上がったZ900RSを懐古主義ではなく新時代のネイキッドとして提案していると考えれば、まことに好感を持って受け止めることができます。

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以上、発売されたばかりの話題のモデルについて所感を述べてみました。いずれ所有したいと思わせる候補の一台です。

大相撲観戦

年に一度くらいはバイク以外のネタにも触れましょう。
昔から大の大相撲ファンである両親を連れて、九州場所を観戦しました。

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まずは力士の入り待ち。人気力士の嘉風が間近に。

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松鳳山。顔が怖いです。地元福岡の出身です。

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千代丸。顔のパーツが真ん中に寄っているのか、顔の輪郭が広いのか。

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 幕内力士の土俵入りです。

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白鵬の土俵入り。ずば抜けて強いことは確かなのですが、彼独特のメンタリティは大相撲の伝統と相容れない面があるのかもしれませんね。

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まあ、僕は大相撲に詳しいわけでもないのでよくわかりませんが…。

 

 

 

土俵外の問題で何かと騒がしい昨今、それでも生で見るとやはり良いものです。

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